HYDROPONICS / 水耕栽培を始めたい方へ

高密度栽培が可能な、長期的に高収益が得られる水耕栽培設備。

サンスイ水耕栽培設備は、作業労力の軽減・栽培面積の極大化・作物の育成に最適な環境の維持という3つの特徴を持ちます。作業労力の軽減によって農作業の効率を高め、栽培面積の極大化によって高収量を実現し、作物にとって最適な環境を簡単に維持できることから、高品質な野菜を安定的に生産することができます。


作業負荷の少ない栽培設備

水耕栽培設備

サンスイ水耕栽培設備を導入すれば、土での栽培のように腰を屈めて作業をする必要はありません。

野菜を植え付ける栽培ベッドは腰の高さにあるため、立ったままの楽な姿勢で快適に作業をすることができます。実際に施工する際にお申し付けくだされば、お好みの高さに栽培ベッドを設置します。

耕地を最大限に活用

それぞれの栽培ベッドの間には作業するための空間が必要です。この空間を広くとれば作業しやすくなりますが、その分、実質的な耕作面積は減ってしまいます。サンスイの水耕栽培設備は、栽培ベッドを左右にスライドさせることができる移動式栽培ベンチを採用。十分な作業スペースを確保しつつ、耕作面積を最大限にとることができます。また、作物が小さい生育初期段階での栽培密度を高める移動式栽培パネルを使用することにより、さらに耕作面積を有効に利用することができます。

サンスイ移動式栽培ベンチとサンスイ移動式栽培パネルを併用すれば、従来の水耕栽培の方式と比較して、最大で約1.6倍の収量を得ることができます。

サンスイ移動式水耕栽培ベッドについて

栽培面積1.2倍

通常、栽培ベッドの間には70 cm程度の作業するための空間が必要です。一方で栽培面積という観点からは、この空間はデッドスペースとなります。サンスイ移動式栽培ベッドでは、敷地を栽培ベッドで埋め尽くしてしまうことによって、従来の約1.2倍の栽培ベッドを設置することができます。必要に応じて栽培ベッドを左右にスライドさせ、作業するための空間も確保できます。

従来型の栽培ベンチ

従来型の栽培ベンチ

サンスイ移動式栽培ベンチ

サンスイ移動式栽培ベンチ

クリックして詳細を表示

サンスイ移動式栽培パネルについて

面積効率1.3倍

作物が小さい時期では、従来の2倍の高密度で植え付けて栽培することにより、栽培前半に必要な面積を半分にすることができます。そして作物が大きくなる栽培後半では、従来と同様の栽植密度まで作物の株間の間隔を広げることにより、作物に充分に日光が当たり、高品質な作物を栽培することができます。栽培前半に必要な面積が半分になることによって、1作あたりに植え付けする作物の量を約1.3倍に増やすことができます。

サンスイY1栽培パネル

サンスイY1栽培パネル

サンスイY3移動式栽培パネル

サンスイY3移動式パネル

クリックして詳細を表示

作物に最適な環境を維持

作物に最適な環境を維持すること。これが作物を安定的かつ多量に生産するための必須事項です。サンスイ水耕栽培設備を導入すれば、作物に与える肥料組成や作物の生育に適切な気温を維持を簡単に管理できます。

作物に最適な栄養素を自動で管理

水耕栽培コントロール装置

私たちアドバンテック・サンスイでは、科学的な分析と長年の培った水耕栽培の経験から、作物ごとに最適な肥料組成を決定しています。加えて養液の状態をリアルタイムで確認し、常に最適な肥料濃度、肥料組成を保ちます。この複雑な管理に必要な手順は、機械で数値を設定しておくだけ。最初に最適な条件を設定しておけば、あとは機械が自動で管理してくれます。

温度管理も完璧

温室コントロール装置

サンスイ水耕栽培プラントでは温室内の暖房器具の設置はもちろんのこと、養液タンク内や栽培ベッド内にも熱交換のための配管が設置してあります。その配管に温水や冷水を流すことによって、養液を各作物に最適な温度に調整することができます。これによって、作物を栽培する際の気温や根圏の温度を完璧に調整することができます。

作物の生育に適した環境を維持していくためには、燃料代や電気代がかかります。そこでサンスイ水耕栽培プラントでは、栽培ベッドに保温性の高い発泡スチロールを使用。発泡スチロールが養液の温度を極力一定に保ち、エネルギーコストを最小限に抑えます。

様々な野菜を栽培できます

様々な野菜を栽培できます

ほとんどの葉菜類は栽培可能です。現在サンスイ生産組合では、ほうれん草や水菜といった作物を中心に栽培していますが、それ以外にもレタスやハーブ類等の栽培実績もあります。葉菜類以外にもトマトやキュウリのような果菜類、そして花卉も栽培できます。

もちろん、1棟の温室に養液のコントロールシステムを複数導入すれば、その数だけ様々な作物を栽培することができます。また要求する栄養組成が似通った作物ならば、1つの養液コントロールシステムだけで混作することも可能です。

現在、サンスイ生産組合で栽培、出荷している作物は、こちらからご確認ください。